7月25日11:50頃吉野家JR清水駅店に行きました

7月25日11:50頃吉野家JR清水駅店に行きました

翌日から行う運行管理者試験対策の会場準備を終え、12時前に昼食ということで近隣をウロウロ。

清水駅1階の吉野家さんの表に貼ってある、新牛玉スタミナまぜそばのポスターをみて「吉野家の麺」というのはどうだろうと思い、お昼の場所に決定。

吉野家さんは、忙しい時に静かにフラリと入ると見逃されてしまう可能性があるため、お店に入ったら一時停止して席の案内があるまで待つことにしています。

なので自動ドア入り口を入って一旦「直立不動停止」

テーブルの片づけをしていた、男性スタッフがすぐに「空いている席にどうぞ」と案内してくれました。

店内をざっとみると客数は10人いるかどうかという様子でしたが、どうもスタッフは彼ひとりのようです。

「ひとりでやってるの」と声をかけると、にこりと笑って「そうです」

思わず「面白いね」と言ってしまいました。

失礼な言葉かもしれませんが、本当に面白いと思ったのでつい言ってしまいました。

学生アルバイト風の彼は、片付け、オーダー、準備、配膳、ずいぶん手際よく進めます。

横に座った、おじさん男性客がビールを注文、斜め前に座った、別のおじさん男性客2名が、それぞれビールを注文。ひとりは外国から来た方のようで英語で話している様子です。

とりあえず、彼らにビールが速やかに出され、次のオーダーを聞き、食事を終えて帰る人の会計。

すきをみて注文品を作り、配膳。
わたしのところにも「新牛玉スタミナまぜそば」がやってきました。

どんどんお客が入ってきます。

彼は、あれこれ動きながらも、入ってくるお客は見逃さず把握しています。

お店の様子が変化する瞬間に頭を働かせ行動の順番を組み立て、速やかに動き、そつなくこなしていく。

どうしても、配膳が遅れがちになりそうですが、なんとかクリアーしていきます。

すばらしい動きです。

12時からもうひとりスタッフが入り、少し余裕ができたようです。

私以外にも彼の動きをみていたお客さんがいたのは確かです。

隣で向かいでビールを飲んでいるおじさん男性たちは間違いなく、何気に彼をみていたと思います。

なぜならば、動きが良くて気持ちがいいからです。

このおじさん男性客たちは、ほんの少し前まで、それぞれの職場で全力で働いてきて、吉野家に入り、ビールを昼のみ。

そして、目の前で「ムリ無茶タスク」を爽やかにこなしていく彼の動きをみながら、「ビールがうまい」と感じていたに違いありません。

「新牛玉スタミナまぜそば」を食べ終え、スタミナ満タンになったころ、会計にいった客に続いて会計。店を出ました。

メチャクチャ暑い日でしたが、爽やかな気分でした。

今から30数年前

今から30数年前、現場事務員をしていたとき、数カ月前まで6名でやっていた電話応対事務員が一人ずつ辞めていき、とうとう自分を含め2人だけになり、翌日の朝、その1人から「もうだめです」と電話が入り、とうとう自分1人だけになったときがありました。

6名でやっていた事務所をひとりでこなす日々がやってきました。

早朝は、営業所止めの荷物を取りに来るお客様のために仕分けをしながら応対。

すきを見て、今日の配送に間に合うように、ドライバーが出発する前に送り状の切断をして配布。

そのうち、電話は山のように鳴り始めます。

電話応対をこなしつつ、集荷のための配車を組み指示を出し、発送が終わる夜11時ごろから、問い合わせのあった荷物さがしや商品事故処理の書類をつくり・・・・ストップウォッチで自分の作業時間を計測しながら、一瞬の間もない全力の一日。

その状態を、1カ月くらい過ごしたころだったと思います、電話応対をしていた自分のところに営業所のトップである店長がやってきて

「忙しそうだな、事務員増やしたろか」と言ってきました。

あたりまえですね。遅すぎです。

でもこう答えました。

「いりません、せっかくなので一人でやって、すべてを組み立てなおします」と増員の提案を断りました。馬鹿です。

7月25日吉野家JR清水駅店の出来事は、そんなときがあったのを思い出しました。

今は65歳ですが、自分にも20代の頃があり、彼のように「ひとりでムリ無茶タスク」に全力を尽くしていた時があったのです。

吉野家JR清水駅店、楽しいかも

次も金曜日の11時半過ぎ頃に行こう。
スタッフ増やしてもらったかなあ。

ノンアルビールってあったかなあ
今度は、うなぎを食べようと思います。