点呼 その1 日本郵便の運行管理者に処分
点呼
いま日本郵便局の点呼問題が取り沙汰されています。
今回、日本郵便の運行管理者に処分が下っています。
仕方がないことですが、素直には納得できないことも多いと思います。
点呼をきちんとやっていない運送会社の運行管理者が自発的に点呼を適正に実施するのは「法を守る行為」なので簡単に思えそうですが、実はそうではありません。
今時、アルコール確認をしていないのは驚きですが、
点呼未実施会社もしくは、不適切点呼を継続的に実施している会社が、適正点呼の流れをつくるのは、意外と難しいことが多くあるのです。
そのため点呼を正しくできていない運送会社が多くあるのは確かです。
日本郵便のように処分にはいたらなくても、適正化巡回時に指摘があったときなどは、点呼の適正実施への動きはとりやすくなります。
なぜならば、会社全体が「点呼の適正化」に協力的になるからです。
会社全体が「点呼の適正化」に協力的ではないとき。
日本郵便のように、上層部に危機感がないとき。
「運行管理者のひとり」がいくら声を上げても「点呼の適正化」は難しいものです。
自発的に行動すれば、ドライバーから上層部から、両方の挟み撃ち攻撃を受け、行為は瞬殺されることでしょう。
------点呼の適正化---------
いまは、点呼未実施会社もしくは、不適切点呼を継続的に実施している会社にとって行動がしやすいときです。
「地方の運行管理者のひとり」であっても、できるところから行動していく。
取締役であれば、運行管理者、ドライバー全員に声をかけてできるところから行動していく。
いま、一気に改善できる可能性も高いと思います。
少しお金がかかりますが、自動点呼の導入もその大きな手助けにもなります。
自動点呼は、今は帰庫点呼だけですが、すぐに出発点呼もできるようになります。
いま、「点呼の適正化」にとって、とても良い機会です。
